世間では第12世代インテルCPUを搭載したゲーミングPCが発売されているというのに、今さら第4世代のインテルCPUを使ったサブPCを作ってみました!
なぜ今さら第4世代のCPU?
なぜ今さら第4世代のCPUを使ったサブPCを組んだかというと、「ASrock Z84 Pro4」というマザーボードを頂いたからでした。しかし、Asrock Z84 Pro4はLGA1150というソケットなので、ソケットに合わせて第4世代を選んだということでした。
Z84 Pro4を頂いたことから第4世代CPUを使ったサブPCを組んだわけですが、CPUの中古市場を調べてみますと、なかなか安く買うことができるようになっていて、とてもコスパの高いゲーミングPCが作れることがわかりました。
もちろんゲーミングPCとなるとグラフィックカードに左右される部分が大きいので、CPUだけで性能を語ることはできませんが、「とにかく安くゲーミングPCを作りたい!」という方には選択肢に入るのではないでしょうか?
今回のスペックを紹介しましょう!
今回組んだサブPCのスペック
- CPU:Core i5-4690K
- M/B:Asrock Z87 Pro4
- メモリ:16GB DDR3 1600
- グラフィック:GeForce GTX970
- ストレージ:640GB SSD + 1TB HDD
- 電源:玄人志向 500W 80PLUS Platinum
頂いた「Asrock Z87 Pro4」にはCore i3-4130というCPUが付いていたのですが、ゲーミングPCとして使うのにCore i3では少し頼りないと思ったので、Core i5以上のCPUを探していました。
リサイクルショップではCore i7は1万円ほどでしたが、ヤフオクでは3000円ほどからジャンクCPUが販売されていたので、「これは安い!」ということで飛びついたところ↓↓の記事のような悲しいことになりました!

このページを見ていただいた方は絶対にヤフオクやメルカリでジャンクCPUに手を出すのをやめましょう。
さて、ヤフオクに懲りたのでいくつかのリサイクルショップを回りまして、お財布とも相談した結果「Core i5-4690K」が箱入りの状態で5500円(税込)で販売されていたので、今回はこちらを選択しました。
購入したのはCPUだけで、それ以外のパーツはもともとサブPCとして使っていたパーツをそのまま使います。ストレージはドスパラのBTOゲーミングPCを買ったときについてきた「ColorFul SL500」というあまり評判のよろしくないSSDと、WDの1TB HDDを使いました。ケースも手持ちのENERMAXの安いケースです。
さっそく組んでみました!
パーツもそろったところで早速組んでみました。
パソコンを組む時に一番最初にすること!まずはマザーボードの「I/Oパネル」を付けよう!
こいつは後からつけることはできないので、忘れる前に一番最初につけておきましょう。
次は電源ユニットを付けました。玄人志向というメーカーを敬遠される方もいらっしゃいますが、トラブルに当たったことが無いので、愛用しています。安いのがうれしいですね。
自作PCを組む時に電源ユニットのファンを下向きにつけるか?上向きにつけるか?という疑問に当たるかもしれませんが、今回は床から埃を吸いたくないのでファンを上向きに付けました。ちなみに、ドスパラのBTOゲーミングPCを購入した時もファンは上向きについていました。
グラフィックボードとの距離が近すぎる場合や、エアフローが悪そうなときは下向きにつけましょう。また、下向きに付けるときにはケースの底面にフィルターが搭載されているケースを選ぶのが良いと思います。
そしてCPUを組みます。
マザーボードをケースに付ける前にCPUクーラーを付けます。サイズというメーカーの虎徹Mark2です。
Core i5だし、そんなに高温になるような使い方はしないかもしれませんが、ゲーミングPCということでCPUクーラーはリテールクーラーではないクーラーを選びました。値段も安いですしね。
自作PCあるあるかもしれませんが、CPU電源のコネクタの位置が社外のクーラーをつけるとアクセスしづらい位置に配置されています。マザーボードをケースに固定してから電源コネクタを接続しようとすると詰みますので、CPU電源はマザーボードを固定する前に接続してしまいましょう!
一気に飛びますがマザーボードをケースに付けて、電源つないでストレージやグラボも載せたところです。ケーブルをきれいにまとめたいところですが、面倒になったのでこの辺で妥協します(;^_^A
写真には収めていませんが、ケースに組む前にマザーボードにメモリとCPUと電源を取り付けて最小構成で起動することを確認してから組み始めています。これはやっておいた方が起動しなかったときに手間が減るのでやっておくことをおすすめしますよ~。
今さら第4世代CPUを使ったゲーミングPCが組みあがった!
組みあがったので、さっそく性能のほどをチェックしてみたいと思います。
このPCではFF14がそこそこ快適に動けばいいなぁ~という目標でスペック選びをしましたので、FF14のベンチマークソフトを回してみます。
うん、快適快適。実際にプレイしてみても高品質(デスクトップPC)というグラフィック設定で、安定して60FPS出ていましたので、FF14なら快適に楽しめるスペックとなっているといえます。
せっかくなので怪しいストレージの方もベンチマークあててみました。
こちら「Colorful SL500」の読み書き速度。HDDよりは全然早いので普段使いとしては快適です。
ついでにWD製のHDDの省電力タイプの速度も計ってみました。HDDなのでこんなもんですかね?
普段使いに快適なのはCore i7のCPUを搭載するよりも、WindowsがインストールされているシステムディスクをSSDに変えるほうが快適になりますね。
サブPCなら第4世代でもあり?
FF14をプレイするにあたっては全然あり。全く問題なくプレイできますが、それは「GeForce GTX970」を搭載しているからで、今回のサブPCを組む前は第3世代の「Core i5-3450S」というCPUに同じSSDとグラフィックボードを付けていましたが、FF14は快適に出来ていました。逆に言えばCore i5以上のCPUとGeForce GTX970があればFF14は快適に楽しめるということですね。
今回、第4世代を組むにあたって、第6世代のCPUなんかも価格を調べてみたのですが、第6世代と第4世代をPassMarkというベンチマークテストのサイトで比較するとスコアの差が小さい割に、価格は高めで、マザーボードなども球数が少ないので、安く作るのが難しそうです。逆に第6世代までお金を出すなら第7世代が見えてくる感じで、上を見上げるとキリがありませんね。
いかに安くゲーミングPCを作るか?がテーマなら第4世代CPUはなかなかおすすめかもしれません。ただ、良質な中古パーツに出会えればという条件付となってしまいますが(;^_^A
新しいサブPCは組んだばかりでFF14のベンチマークしかまわしていないので、これからPUBGやAPEXなどのFPSゲームもどのくらいフレームレートで遊ぶことができるのか試していき、随時更新していこうと思いますので楽しみにしていただければと思います。